生命力豊かな三番瀬に感動!

〜日本弁護士連合会が三番瀬を見学〜


写真撮影・岩田孝昭ほか



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 2001年5月12日、日本弁護士連合会(日弁連)のメンバーが三番瀬を見学しました。
 一行は、まず船橋海浜公園前の三番瀬を見学。大勢の潮干狩り客でにぎわう様子を見て、ここが貴重なレクリェーションの場となっていることを実感しました。また、潮干狩り場のすぐ近くで、ミヤコドリやハマシギ、オオソリハシシギ、ダイゼンなど、たくさんの鳥が採餌していることに感激。当初はここをそっくり埋め立てる計画だったことを聞き、「愚かなことだ」という声があがりました。
 つぎは、見直し後の埋め立て計画で90ヘクタールを埋め立てることになっている市川側の三番瀬(猫実川河口域)を見学。ここで30年間もハゼを釣ったり、密漁船を監視している「三番瀬ハゼを守る会」の山本慶一さんから話を聞きました。地元の市川市長や行徳漁協などは、ここを「ヘドロがたまっている」とか「汚れた海域」などと言い、埋め立ての必要性を盛んに主張しています。しかし、ここは汚いどころか、ハゼやスズキ、フッコなどの魚やカニがたくさん採れます。それで、密漁船が頻繁にやってきます。密漁船はサシ網をつかうので、稚魚もごっそり採ってしまいます。カモ類もかかってしまいます。そのため、「三番瀬ハゼを守る会」は、密漁船からハゼなどを守るために監視を毎晩つづけています。それほど、ここは豊かな浅瀬なのです。
 弁護士さんたちも、「きれいな海だ。ニオイはまったくしないし、ここにいるとすがすがしい気分になる」「こんなところは絶対に埋め立てるべきではない」などと感想を述べました。








船橋海浜公園前に広がる干潟に足を踏み入れ、生物相がたいへん豊かなことを実感。








干潟を掘って、さまざまな種類のゴカイを発見。このように、三番瀬にはゴカイ類がたくさん生息しているために、たくさんの鳥が採餌にやってくる。ゴカイはまた、水質浄化にとてつもない貢献をしている。








三番瀬の市川側(猫実川河口域)で「三番瀬ハゼを守る会」の山本さんや「千葉の干潟を守る会」の大浜さんの話を聞く。ここは埋め立て予定地になっている海域だが、稚魚やカニなどがたくさん生息している。弁護士も、「きれいな海だ。ニオイはまったくしないし、ここにいるとすがすがしい気分になる」「こんなところは絶対に埋め立てるべきではない」などと感想を述べた。








三番瀬の後は、ラムサール登録湿地の谷津干潟(習志野市)を見学。









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