「住民会議」とはシンポジウムのこと
〜署名ネットの質問に県が回答〜
三番瀬埋め立て計画の中止を求めて署名活動などをおこなっている三番瀬を守る署名ネットワークは2001年6月26日、堂本知事が設置を表明している「住民会議」について、その内容などに関する質問書を知事あてに提出しました。
これは、知事が、三番瀬の新たな計画を作成するにあたって、「住民会議」を設置するとか、シンポジウムを開催するなどと表明していることから質問したものです。
質問に対する回答が6月29日付けで送られてきました。それによれば、「住民会議」とは、住民や関係団体、地元市などが参加するシンポジウムのことだそうです。
以下は、質問書と回答書の内容です。
質 問 書 |
2001年6月26日
千葉県知事 堂本暁子 様
三番瀬を守る署名ネットワーク
代表 大浜 清
三番瀬問題にかかわる「住民会議」の設置についての質問
ご就任以来の三番瀬問題についてのご努力に関し敬意を表します。
つきましては知事がこの間発言なされている「住民会議」の設置に関し、私たち「三番類を守る署名ネットワーク」の質問を以下に示しましたので、すでにお考えがあれば、現在回答可能な範囲でかまいませんので、29日(金)までにご回答くださるようお願いいたします。未定のものは未定としてくださって結構です。
《質問》
- 当初「住民会議」設置と言われておりましたが、最近では「シンポジウム」とも発言されています。どちらの設置をお考えなのですか。また「住民会議」と「シンポジウム」はどう違うのですか。
- 「住民会議」の権限はどのようなものになりますか。「住民会議」で何らかの決定が行われるのですか。また、決定が行われた場合、知事はそれをどのように取り扱うのですか。
- 「住民会議」に対し、知事は審議事項を指定するのでしょうか。あるいは審議する事項それ自体を「住民会議」が決めるのでしょうか。
- 「住民会議」のメンバーはどのように決めるのですか。
- 「住民会議」の第1回会議はいつ頃となりますか。会議の開催回数はどれぐらいを予定していますか。
- 「住民会議」の情報公開、「住民会議」に対する市民の意見の提出と反映、フィードバック・ループによる合意形成はどのように保証されるのですか。
知事からの回答 |
平成13年6月29日
三番瀬を守る署名ネットワーク
代表 大 浜 清 様
千葉県知事 堂 本 暁 子
三番瀬問題にかかわる「住民会議」の設置についての質問について(回答)
6月26日付けで貴ネットワークからいただきました質問につきましては、下記のとおり回答させていただきます。
三番瀬の新たな計画の作成にあたっては、県民のみなさまをはじめ、様々な方々から意見をお聞きして、検討を進めていきたいと考えていますので、今後も、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
三番瀬の新たな計画については、住民参加のもとに作り上げる必要があることから、地域住民の方々を始め、関係団体、地元市等関係者が参加するシンポジウムを開催することとしており、「住民会議」とはこのシンポジウムのことです。
その上で、知事として私の責任において、三番瀬の干潟を守り、自然を再生することを最大のねらいとした新たな計画を作成してまいります。
なお、シンポジウムの時期、内容については、可能な限り早く決定したいと考えています。
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