漁港のあり方などについて十分な議論を

〜第18回円卓会議で大野一敏委員が発言〜




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 三番瀬円卓会議は、市川漁港の移転問題を検討する連絡協議会を円卓会議の外に設置することを決めました。この協議会は、県、市、漁業者により公開で開かれます。
 この設置については大浜清委員が異議をとなえていました。漁協は三番瀬海域に大きく張り出す形で漁港移転を構想しており、三番瀬の環境の密接にからむので、円卓会議の外ではなく円卓会議のなかで議論すべきというものです。しかし、連絡協議会の設置は決まってしまいました。

 第18回円卓会議では、この協議会設置に関連して、大野一敏委員が次のように発言しました。岡島会長とのやりとりを紹介します。


◇大野一敏委員(NPO法人ベイプランアソシェイターズ理事長、漁業者)
 「この問題は、将来にわたっていい結果がでるようにしなければならない。協議会でつくられた素案がコンクリートされ、それを円卓会議で認めなければ漁業者は反対だとか、円卓会議にも参加しないというのは、ナンセンスなことだ。ここでやらなければならないのは、将来に向かってどのような漁業体系でいけば漁業者が幸せになるのかということを専門家や関係者を加わる場で柔軟に協議することだ。そこで漁港はどうあるべきか、あるいはどの場所がいいのかということを検討すべきだ。将来に悪い結果がでてくるとみんなに笑われる。十分な議論が必要だ」

◇岡島成行会長(大妻女子大学教授)
 「十分な議論をおこなうために協議会をつくることになった。漁業者のみなさんもそういうことを考えながらやってくれると信じている」

◇大野一敏委員
「これまでの全国的な例をみると、漁港をつくったために漁業が衰退したということは枚挙にいとまがない。円卓会議には知恵のある人がたくさんいるので、そうした人の意見をきくべきだと私は言っている」

(文責・千葉の干潟を守る会)   








三番瀬円卓会議の議事録より







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