三番瀬ラムサール登録の署名集め
〜三番瀬を守る署名ネットワーク〜
「三番瀬を守る署名ネットワーク」(署名ネット)は(2004年)9月11日、三番瀬の地元にあるJR船橋駅前で「三番瀬をラムサール条約登録湿地に!」の署名集めと宣伝をおこないました。
●三番瀬はラムサール登録の最有力候補地
日本には、琵琶湖や釧路湿原、谷津干潟を含めて13カ所のラムサール登録湿地があります。環境省は、来年(2005年)11月にウガンダで開かれる同条約第9回締約国会議までに、登録湿地を新たに9カ所以上増やす方針です。三番瀬は、その最有力候補地です。
●地元漁協は登録に反対、県も消極的
しかし、地元漁協は、「三番瀬が登録されると漁業に弊害が生じる」などと言い、ラムサール登録に反対しています。また、千葉県や堂本知事も、登録に消極的です。「いまラムサール条約登録湿地になると、三番瀬に第二湾岸道を通せなくなる」というのが、その理由といわれています。
●地元市民に登録署名を訴え
こうしたなかで、署名ネットは、なんとしてでも三番瀬を来年、登録してもらおうと署名運動を進めています。
三番瀬をラムサール条約に登録することは、三番瀬を保全し、環境を守る市民の意思を世界に示すことになります。この日、署名ネットのメンバーが次々とマイクをもち、買い物客や乗降客に次のようなことを訴えながら、多くの市民から署名をもらいました。
「東京湾の干潟はかたっぱしから埋め立てられました。三番瀬はわずかに残された貴重な干潟・浅瀬です。これ以上の破壊は許せません。今のままの姿で未来の子どもたちに残しましょう」
「三番瀬は東京湾の漁協や海の浄化に大きな貢献をしています。また、干潟や浅瀬や二酸化炭素を吸収する働きをしており、地球温暖化の防止にも役立っています。こうした干潟・浅瀬を守るためにも、ラムサール登録が必要です」
「三番瀬がラムサール条約登録湿地になると、地元船橋市の国際的地位が高まります。名誉ある環境都市になります。船橋市長も登録に賛成しています」
「ラムサール登録は、三番瀬だけでなく、船橋・市川・浦安市3市の自然環境保全につながります」
「三番瀬が登録湿地になるためには、船橋・市川・浦安の3市長や県知事が登録推進に積極的になることが必要です。そのために署名集めをしています。ご協力をお願いします」
署名をしてくれた人はこんなことを言いました。
「三番瀬は私たち船橋市民にとって大切な場所であり、誇りになっている。ぜひラムサール登録湿地にしてほしい」
「三番瀬にはときどき遊びに行っている。今のまま残してほしい」
署名ネットは今後、JR千葉駅(千葉市)や東西線行徳駅(市川市)などでも署名集めをする予定です。
「三番瀬を今のままの姿で未来の子どもたちに残しましょう。そのために、ラムサール登録は必要です」などと言いながら、署名を訴えた。
「三番瀬は私たち船橋市民にとって大切な場所であり、誇りになっている。ぜひラムサール登録湿地にしてほしい」などと言いながら、多くの市民が協力してくれた。
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