三番瀬の生態系を無視する暴論や、
  多様な意見を受け入れようとしない
  かたくなな態度は慎んでほしい

    〜三番瀬漁場再生検討委の運営で古井俊哉さんが県に意見書〜




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 三番瀬漁場再生検討委員会の運営について、古井俊哉さんが県に意見書を提出しました。





意見書



2004年6月2日

 千葉県農林水産部水産局
    水産課振興室 御中

古井俊哉


 このたび6月1日に開催された第3回標記委員会を傍聴しました。そこで感じましたことを下記いたしますので、今後の運営に際し、参考にしていただければ幸甚に思います。




1.議事運営のあり方

 議長は各委員に一通り意見を述べさせたあとに、すべて県事務局に整理とまとめを委ねているが、論点がばらばらであったり、対立した意見などをどうやって事務局はまとめるのか?
 結局、県事務局が都合の良いように方針をまとめることになる。委員会として、少なくとも方向付けを行うなど、もう少し権威のある運営をして欲しい。


2.外部からの意見

 当日、自然保護団体から「猫実川河口域の牡蠣礁」について報告があった。
 これに対して漁業関係委員から「この委員会は漁場再生を検討する場であって、直接関係のない話を持ち込むのは止めて欲しい!」という誠に偏狭な意見が出された。
 また、他の委員が「牡蠣礁はほかにも存在する」「場所の認識が甘い!」などの非難がなされた。
 いずれも三番瀬の貴重な生態系を無視する暴論と思われ、なによりも多様な意見を受け入れようとしないかたくななこれらの態度は現に慎むべきである。今後かかることのなきよう改めて欲しい。


3.一般席からの意見

 10分程度の意見発表の場が設けられたが、いかにも僅少に過ぎる。メール、FAXなどによる意見発表も道を開いて欲しい。
以上





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