都会のオアシスを堪能
〜こどもの日 谷津干潟自然観察会/千葉県野鳥の会〜
千葉県野鳥の会は2016年5月5日、「こどもの日 谷津干潟自然観察会」を開きました。
この日は日本野鳥の会埼玉も谷津干潟探鳥会を開催です。日本野鳥の会東京のメンバーも大勢がやってきました。300人ぐらいのバードウォッチャーや家族連れで谷津干潟は大にぎわいでした。
谷津干潟は東京湾奥部に位置する約40haの干潟です。住宅街や高速道路に囲まれています。もともとは三番瀬につながる広大な干潟の一部でした。埋め立て反対の住民運動によって残りました。
谷津干潟は1993年、ラムサール条約湿地に指定されました。干潟としては日本初のラムサール条約登録でした。日本有数の野鳥飛来地です。単位面積あたりの鳥の数は日本一といわれています。都会のオアシスとなっているのです。
この日はさまざまな種類のシギ・チドリをみることができました。41種類の鳥を確認です。水辺の貴婦人とよばれるセイタカシギも4羽いました。
参加者からこんな声が寄せられました。
「メダイチドリ、ダイゼン、セイタカシギ、オオソリハシシギ、キアシシギ、キョウジョシギなど、たくさんの鳥をみることができた。来てよかった」
「ハヤブサの襲来でシギ・チドリがいっせいに飛び立ったのは圧巻だった」
谷津干潟の鳥を観察する参加者たち
メダイチドリ
セイタカシギ
アカエイを捕まえたアオサギ
★関連ページ
- 谷津干潟の危機打開策で話しあい〜環境省関東地方環境事務所・習志野市と(2017/7/3-4)
- 都会のオアシスを堪能〜こどもの日 谷津干潟自然観察会(2016/5/5)
- ラムサール条約湿地・谷津干潟の現状と課題(田久保晴孝、2014/12)
- 小冊子『谷津干潟から三番瀬へ─千葉の干潟を守る会 40年史』を発行(2011/11/1)
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