三番瀬鳥類報告書を県が大幅修正




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 「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」を県(自然保護課)が大幅に修正しました。これは、私たちが修正を強く求め、知事に質問状を提出したり交渉をつづけた結果です。
 修正は以下の2点です。
  1. 報告書の表紙から「千葉県」と「特定非営利活動法人野鳥千葉」の名が削除された。
  2. 考察部分がすべて削除された。たとえば概要版では、全24ページのうち「4.考察」(18〜24ページ)がすべて削除された。報告書の3割がカットされたことになります。

◆「三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」をめぐる経過

  1. 2009年春、県自然保護課が「平成19年度三番瀬鳥類個体数経年調査報告書」を発表。この調査は、同課が「NPO法人野鳥千葉」に389万8700円で委託したもの。

  2. 考察部分で、「鳥類の出現種数は減少傾向にある」「三番瀬は餌資源が減少」「アオサが堆積して干潟・浅海域の底泥が無酸素状態になっている」「三番瀬の環境は悪化傾向」などと結論づけた。

  3. 自然保護課に説明会を開かせ、疑問点や事実と違う点を質した(6月1日)

  4. 知事あてに11項目の質問状を提出(6月22日)

  5. 三番瀬評価委員会に対し、再評価を再要望(6月25日)

  6. 県(自然保護課長)から回答(7月6日)。
       「考察部分は、三番瀬の自然環境総合解析を行うときに資料から除外する」「事実と相違するという指摘がある箇所については、現在、県において内容の検証をしているところであり、今後、必要に応じて内容の修正を行わせる」

  7. 三番瀬評価委員会に対し、県回答書を転送(7月14日)

  8. 第28回「三番瀬再生会議」(9月2日)において、三番瀬評価委員会が次のように報告。
       「(三番瀬自然環境総合解析の)解析作業を具体的に指示し、全体を管理していく指導者が必要」「(その指導者は)専門的知識を持った千葉県職員が行うことが望ましい」「発注にあたっては、これまでの一般競争入札による報告では限界があり、事業者に企画書を提案させるプロポーザル方式も一歩進んだ方式として検討すべき」

  9. 10月下旬、県が報告書の内容を大幅修正






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