市川三番瀬を守る会が学習会
〜東京湾埋め立て、三番瀬人工干潟、ラムサール条約〜
市川市を拠点に活動している「市川三番瀬を守る会」は(2015年)8月23日、三番瀬の保全やラムサール条約などをテーマにした学習会を行徳公民館で開きました。
最初に、三番瀬を守る連絡会の中山敏則代表世話人が、「東京湾埋め立てと三番瀬の保全、人工干潟」というテーマで講演しました。東京湾の埋め立てをめぐって金権・腐敗政治が横行したことや、千葉県の開発部局が脱法行為と漁民だましをくりかえしたことなどを具体的事実を示して話しました。また、署名を30万集めるなど多彩な運動を繰り広げ、県民世論を味方につけて埋め立て計画を白紙撤回させた三番瀬保全運動の歴史的意義や、人工干潟造成と第二東京湾岸道路建設をめぐる現在の情勢なども話しました。
質疑討論では、猫実川河口域(市川市塩浜2、丁目地先)の人工干潟造成に県が消極的な姿勢をみせはじめたことや、首都圏の3環状9放射道路ネットワーク図から第二湾岸道が消えたことなどをめぐって活発に意見が交わされました、
つづいて、三番瀬を守る署名ネットワークの織内勲事務局長が、ラムサール条約第12回締約国会議(COP12)を報告しました。織内さんは今年6月に南米ウルグアイで開かれたCOP12に参加しました。織内さんは「2018年にアラブ首長国連邦のドバイで開かれるCOP13で三番瀬がラムサール条約に登録されるようがんばりたい」と決意を述べました。
東京湾埋め立て、三番瀬保全、人工干潟、ラムサール条約を
テーマにした「市川三番瀬を守る会」の学習会=8月23日
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