人工干潟造成の机上検討に批判

〜県主催「三番瀬ミーティング」(2015年3月)〜




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 「三番瀬ミーティング」が2015年3月14日、船橋市中央公民館で開かれました。この催しは、三番瀬再生事業について地元住民、漁業関係者、環境保護団体などから広く意見を聴くことを目的に、千葉県が開いているものです。2014年度は10月25日につづいて2回目です。行政関係者以外では20人が参加し、14人が発言しました。

 今回も、県が実施中の「干潟的環境形成検討事業」(人工干潟造成検討事業)に批判が相次ぎました。この事業は、市川市塩浜2丁目改修護岸の前面海域で人工干潟をつくることを机上で検討するというものです。こんな意見がだされました。

     「自然は人間の思いのままにはならない。たとえば九十九里浜の人工岬『ヘッドランド』がいい例だ。県は机上の検討によって、人工岬をつくれば砂浜の侵食を食い止められるという結果をだした。ところが、人工岬が完成したところでは侵食がいっそうはげしくなっている。九十九里浜の景観や生態系も壊している。ここからいえることは、自然は人間が勝手に考えるほどたやすくは改造できない、机上の検討は役に立たないということだ」

     「市民が三番瀬に親しめるように、というのなら、すでに塩浜1丁目地先に造成されている人工干潟(養貝場)を潮干狩り場などとして市民が利用できるようにすればいい。三番瀬の環境に悪影響を与えることが予想される人工干潟を新たにつくるのはやめてほしい」

 一方、漁協役員は、人工干潟造成を後押しする発言をしました。



人工干潟造成の机上検討に批判が相次いだ県主催「三番瀬ミーティング」








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