小委員会などで合意されているものは
パブリックコメントは適用されないのですか
〜牛野くみ子さんが三番瀬円卓会議会長に意見書〜
三番瀬再生計画素案に対するパブリックコメント(一般市民意見)の扱いなどについて、牛野くみ子さんが以下の意見書を三番瀬再生計画検討会議(円卓会議)の岡島成行会長に送りました。
意見書 |
2003年12月31日
三番瀬再生計画検討会議
会長 岡島成行 様
習志野市 牛野くみ子
2年間にわたる会議運営に関するご尽力に敬意を表します。
さて、過日行われた第20回円卓会議を傍聴しました。そこでパブリックコメントの取り扱いについていくつか疑問を持ちましたので、次回円卓会議でご説明と議論をしていただきたくお願いいたします。
- 第20回円卓会議で、磯部委員や倉坂委員は海域に砂を入れることについて「小委員会やワーキンググループで合意されている」を盛んに強調していました。パブリックコメントとは 小委員会やワーキンググループで合意されているものについては適用されないものなのでしょうか
私の理解
小委員会や円卓会議で合意されていようとも、それは内部の議論であって、外からの意見があった場合は、新たに後論をしなくてはならないと思います。パブリックコメントとはそういうものでないでしょうか。違うでしょうか。
- 倉坂委員から「塩浜2丁目全域に砂を入れるわけでない」とのご発言がありました。
私の理解
塩浜2丁目全域でないとすると、どの範囲をいうのでしょうか。今になって、そういう発言があること自体、この素案は不親切きわまりなく、不完全だと思います。円卓会議で議論をして下さい。
- 漁民へのラムサールの説明
水産庁と環境省は、ラムサール条約について、漁民に対し理解を求めるため説明を行うと7月の円卓会議で明言しています。それはどうなったのでしょうか。いつまで経っても「まだやってない」では責任がなさすぎます。
以上、会長の責任として、次回円卓会議でご説明、または議論をするようにリーダーシップを発揮して下さい。よろしくお願いいたします。
以上
★関連ページ
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