猫実川河口域の保存を求める意見は無視

〜第14回三番瀬再生会議〜



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 三番瀬再生会議の第14回会合が(2006年)7月23日の午前10時から午後6時まで千葉市内で開かれました。内容は、前回につづき、県が提案した「三番瀬再生計画(事業計画)案」の審議です。
 各グループから、グループでまとめられた修正意見が発表され、それにもとづき議論しました。


■猫実川河口域の保存を求める意見は「少数意見」として無視

 特徴的だったのは、猫実川河口域(三番瀬の浦安寄り海域)を保存(保全)すべきという意見が「少数意見」として扱われていることです。

 他方で、
  • 「人為的な土砂供給による干潟的環境再生」
  • 「流動の停滞によって生産性の低下した漁場の改善方法を検討」
  • 「低生産性漁場の改善方法の検討」
 などの記述を挿入することが、「全員一致」あるいは「多数意見」として扱われています。

 a は猫実川河口域に土砂を入れの人工干潟造成をにらんだものです。
 b は、猫実川河口域が静穏域となってために漁場に悪影響を与えているとし、ここを大規模な人工干潟にして緩やかな水際線をつくることにより、潮流(流動)をよくしようとするするものです。
 c は、b によって潮流をよくしたり、アサリの増殖を図って漁場の生産性をあげるというものです。

 なんのことはありません。結局は、猫実川河口域を人工干潟化(=埋め立て)するために、いろいろな口実をあげているのです。
 人工干潟にすればほんとうに漁場の生産性があがるのか、とか、人工干潟が全国いたるところで失敗していることなどの議論や検討はいっさいされません。調査もいっさいなしです。藤前干潟の経験もまったく無視です。


■今回も、パブリックコメントの意見を無視

 もうひとつの特徴は、バブリックコメント(意見公募)に寄せられた91人の意見がまったく無視されたことです。
 再生会議はこれまで、パブコメの意見をまったく無視してきました。批判がたびたび出されたので、今回は、再生会議で素案を議論する前にパブコメを実施し、それを議論に生かすということになりました。これを、県(事務局)と大西隆・再生会議会長が約束しました。
 しかし、この約束はまたも反故(ほご)です。
 正味7時間におよぶきょうの議論では、パブコメに寄せられた意見はまったく無視です。
 それで終了間際に、牛野くみ子さんが会場から「パブコメの意見がまったく検討されなかったが、どうするのか」と質しました。
 そうしたら大西会長は、「それぞれのグループ討論に反映されているはず」と答えました。
 しかし、グループ討論でもパブコメの意見が検討された形跡がありません。
 結局、今回も、パブリックコメントはただのアリバイづくりだったのです。
 次回の再生会議は9月27日です。

(2006年7月) 





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