〜三番瀬自然観察会〜
(2008年)10月5日、三番瀬の船橋側で自然観察会がおこなわれました。この観察会は、千葉県野鳥の会などが毎月第1日曜日に開催しているものです。参加者は30人でした。
◆珍鳥ミヤコドリに注目
やはり、いちばんの注目は珍鳥ミヤコドリでした。北の国からの越冬飛来がはじまったからです。
ミヤコドリは冬鳥です。秋に北の国から日本に渡って越冬し、春に北の国へ帰って繁殖します。
ミヤコドリの特徴は、くちばしが長くて赤いことです。ハデな色彩をしています。
『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』(成美堂出版)にはこんな説明がされています。
-
《九州地方と関東地方に冬鳥として飛来する。近年千葉県では飛来数が増えている。しかし、ほかの地域では、あまり見ることができない。干潟や岩礁の海岸にすみ、小動物や、とくに貝類を好んで食べる。縦に平たいくちばしをもっており、これが二枚貝の殻の間にさし込んでこじあけたり、岩に張りついている貝をはがすのに都合よく働き、カニなどを叩いて殺し食べることもある。》
-
「三番瀬へのミヤコドリの飛来数は、近年は毎年20羽ぐらいずつ増えつづけている。昨シーズンは194羽を確認した。今シーズンは、10月で163羽だから200羽を超すのではないか」
「ミヤコドリは、日本全国で500羽くらいしかみられない。そのうち約3分の1が三番瀬でみられる」
この日は、ミヤコドリのほかに、ダイゼン、ミサゴ、トビ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、トウネン、コサギ、ハマシギ、シロチドリ、ウミネコなどを確認しました。
ミヤコドリ
★関連ページ
- 三番瀬は冬シーズン到来〜冬鳥が続々渡来(2008/11/2)
- ハゼ釣り客で大賑わいの三番瀬・猫実川河口域〜生き物の多さを証明(2008/9/14)
- 三番瀬の生命力・復元力はすごい!〜三番瀬自然観察会(2008/9/7)
- 「三番瀬で生きもの探し」に200人参加〜干潟の豊かな自然を体感(2008/7/21)
- “生きている干潟”を実感〜市民調査で生物54種を確認(2008/7/5)
- 50種の生物を確認〜市民調査(2008/6/7)
- 希少種も次々確認〜三番瀬猫実川河口干潟見学会(2008/6/5)
- 三番瀬・猫実川河口域の豊かな生態系をデータで示す〜市民調査報告会(2008/2/9)
このページの頭に戻ります
「ニュース」のページに戻ります
「三番瀬自然観察会」のページに戻ります
トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 | 資 料 |
干潟を守る会 | 自然保護連合 | リンク集 |