三番瀬から初日の出

〜船橋海浜公園前〜



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 2011年元旦の朝、「ふなばし三番瀬海浜公園」前の砂浜は、初日の出を拝もうと家族連れや若いカップルなど約1000人が集まりました。
 この日は、京成バスも臨時で京成船橋駅前から「かいひん初日の出号」を走らせました。京成バスの運行案内にはこうあります。
     「三番瀬海浜公園から、初日の出と富士山を拝み縁起の良い1年をスタートしませんか」

 午前6時50分頃、オレンジ色に染まった東の空から太陽が顔を出すと、「見えたっ!」という歓声が上がりました。初日を拝みながら今年の平安や家内安全などを祈る人もみられました。
 よく晴れて空気が澄んでいたため、反対側では今年も白雪をいただく富士山がくっきり見えました。すぐ近くの干潟では、ハマシギやミヤコドリなどが盛んにエサをついばんでいました。初日の出と富士山とたくさんの水鳥を見ることができるのは三番瀬ぐらいではないでしょうか。見物客のみなさんは満足げでした。

 初日を眺めたあとは、「三番瀬を守る会」が三番瀬で採れた生ノリの雑煮を参加者に振る舞ってくれました。
 同会は、長年にわたって三番瀬保全運動をつづけています。また、ここの砂浜で毎年、初日の出を眺める集いを開いています。

 集いでは、田久保晴孝会長が三番瀬の状況などを話しました。三番瀬が豊かな海であることや、埋め立て計画は白紙撤回されたものの、「再生」という名で人工干潟造成の動きが強まっていることなどです。
 そして、「三番瀬を後世に残すため、ラムサール条約登録運動を進めている」とし、登録を求める署名への協力を訴えました。
 今年11月18日から3日間、千葉で「日本のうたごえ祭典」が開かれます。その実行委員会のメンバーも参加し、合唱してくれました。
 なお、三番瀬の市川側でも「市川三番瀬を守る会」と合唱団のメンバーが初日をみる集いを開きました。



初日の出を待つ人たち




オレンジ色に染まった東の空から顔を出した太陽




初日を携帯電話やカメラで写真に収める見物客




初日を拝んだあと、水鳥を観察。雪化粧の富士山もくっきり見えた




エサをついばむハマシギ。先の方にはミヤコドリも




「三番瀬を守る会」のメンバーが三番瀬で採れた
生ノリの入った雑煮を振る舞い、長い列ができた。




「三番瀬を守る会」のメンバー




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