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三番瀬をめぐる出来事(2000年)

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《1月》
●1月14日
 三番瀬埋め立て問題で、自民党県連の国会議員や県議らが現地を初めて視察し、県の埋め立て計画を党として推進していく考えを強調した。

●1月18日
 三番瀬埋め立て問題で、県は、4回にわたった計画策定懇談会の意見とりまとめ案を作成した。同案では、県が示した埋め立て面積を当初計画の約7分の1(101ヘクタール)にする縮小案を評価する意見と、さらなる縮小や白紙撤回を求める意見の両論を併記した。

●1月31日
 「三番瀬を守る署名ネットワーク」は千葉県知事や計画策定懇談会座長などに対し、計画策定懇談会再開を求める要請書を提出した。  関連ページ


《2月》
●2月7日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が県信用漁業協同組合連合会(信漁連)から市川市行徳漁協に融資させた「転業準備資金」約43億円は、事前漁業補償にあたるのではと指摘されている問題で、「三番瀬を守る署名ネットワーク」は、県企業庁と交渉し、転業準備資金の融資理由などについて説明を求めた。

●2月10日
 日本自然保護協会、日本野鳥の会、世界自然保護基金日本委員会の自然保護3団体は、三番瀬埋め立て計画の根本的見直しと三番瀬保全に関する意見書を千葉県知事と県環境会議会長に対して提出した。  関連ページ

●2月10日
 三番瀬埋め立て計画で中野英昭・県企業庁長は、具体的な埋め立て計画案を2月中に知事の諮問機関である「環境会議」に報告したいという意向を示した。

●2月15日
 県企業庁は、2000年度当初予算案に、三番瀬埋め立て計画をめぐる市川市行徳漁協への「転業準備資金」の利息56億円の支払い(肩代わり)分として、28億2900万円を計上した。残りの28億円は1999年度2月補正予算に盛り込む。

●2月15日
 江戸川の河口にある可動堰の大規模改築計画について自然保護団体や行政、自治会などが意見を交わす3回目の行徳可動堰懇談会が市川市民会館で開かれた。この日は、堰周辺の環境と新堰の建設位置について建設省江戸川工事事務所が説明した。説明後、田久保晴孝氏(三番瀬を守る会)は「現在の場所がいいと考えている。費用が多くかかるといわれているが、7000トン対応でなく、(堰の)規模を縮小すれば、それほど費用がかかることにはならない。行徳橋が歴史的に今の位置にあることを有効に使うべきだ」と主張した。

●2月20日
 市川市内の江戸川の「行徳可動堰」移築工事によって絶滅危惧種ヒヌマイトトンボが生息するヨシ原が消滅する問題で、「市川ヒムマイトトンボを守る会」のメンバーらが現地観察会を開いた。同会は、ここのヨシ原を守る立場から、行徳可動堰移築見直しを訴えている。

●2月22日
 三番瀬埋め立て問題で、県は、大規模開発などに関する県の諮問機関「県環境会議」に報告する具体的な埋め立て計画案を発表した。全体の埋め立て面積は、昨年6月にまとめた見直し案と同じ101ヘクタール。市川市側は面積が変わらないものの、施設配置を修正し、面積13.2ヘクタールの人工干潟を造成し、さらに埋め立て地部分の第二東京湾岸道路は半地下方式にして、上には人工海浜への緑地歩道を配置し、海との一体性を確保した。環境会議は28日に開催される。

●2月22日
 浦安市は、同市沖合に移設し、防災基地などへの活用を計画している海上施設「メガフロート」(超大型浮体式海洋構造物)について、新年度予算案に調査委託費用として6000万円を計上した。周辺海域調査や環境影響予測に着手し、計画の実現に踏み出す。

●2月24日
 県経済同友会は、第二東京湾岸道路(東京都大田区−市原市約50キロ)の早期建設促進を求める要望書を沼田県知事に提出した。近く、国と日本道路公団などにも同じ要望書を提出する方針だ。

●2月25日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が市川市行徳漁業協同組合に対して「転業準備金」の名目で金融機関から約43億円を融資させていた問題について、「三番瀬を守る署名ネットワーク」は自治省を訪れ、質問書を提出した。  関連ページ

●2月25日
 三番瀬埋め立て問題で、千葉県企業庁が自然保護団体の意見や計画策定懇談会で出された疑問などを無視したまま、埋め立て計画案を28日開催の千葉県環境会議に提出し、翌日開催の千葉県議会に報告することについて、「三番瀬を守る署名ネットワーク」は、千葉県知事と県企業庁長あてに抗議声明書を提出し、また、千葉県環境会議会長に対して、計画を差し戻し、計画の根本的見直しを求める要請書を提出した。  関連ページ

●2月25日
 三番瀬埋め立て問題で、市民団体の「三番瀬Do会議」と「諫早干潟緊急救済東京事務所」は、県知事や県環境会議などに対して、計画案を計画策定懇談会へ差し戻すことや、環境会議の議論の公開などを求める要望書と意見をそれぞれ提出した。

●2月25日
 三番瀬埋め立て問題で環境庁は、「千葉県が策定した計画案は説得力がない」とする見解を県に伝えた。同庁は、千葉県が保有する遊休地の活用や埋め立て地を通過予定の第二東京湾岸道路の地下化など計画の一層の縮小と三番瀬全体の総合的な保全策の検討を求めている。

●2月26日
 三番瀬埋め立て計画で、埋め立て地を通過予定の第二東京湾岸道路が高架式で建設されると、干潟の景観が大きく変わることが、環境庁が作成したモンタージュ写真で明らかになった。

●2月28日
 三番瀬埋め立て計画で県は、知事の諮問機関「県環境会議」に対し、当初計画を約7分の1に縮小した具体的な計画案を報告。

●2月28日
 三番瀬埋め立て問題で沼田知事は、「見直し計画案は県としてぎりぎりの線だと考える」と語り、約101ヘクタールの埋め立て面積を妥当とする考えを改めて示した。


《3月》
●3月2日
 三番瀬の埋め立て計画の妥当性などを審議する「県環境調整検討委員会」が開かれ、計画内容にどこまで踏み込むかなどを決めたうえで具体的な審議に入ることなどを確認した。

●3月7日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が金融機関を介して市川市行徳漁協の組合員に対して「転業準備金」の名目で約43億円を融資し、利息の肩代わりをしていた問題で、沼田県知事は、県議会での答弁で、県企業庁が新年度予算案と今年度2月補正案に計上した利息負担分約56億円の財源について、「埋め立てによって実際に漁業に影響を与えた浦安二期地区、京葉港地区の土地分譲収入を充てることとする」と述べた。

●3月8日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が金融機関を介して行徳漁協の組合員に対して「転業準備金」の名目で約43億円を融資し、利息の肩代わりをしていた問題について、県議会の共産党、市民ネットワーク、水と緑の会の3会派は、真相究明にあたる調査特別委員会の設置を議長に申し入れた。

●3月8日
 全国市民オンブズマン連絡会議が発表した全国都道府県と政令指定都市の「情報公開度ランキング」で、千葉県は昨年の7位から30位まで大きく順位を落とした。全国的に公開度が高かった食糧費などが調査項目からはずれる一方、新たに対象となった土地開発公社や警察関連の情報で大きく後れをとったことが後退の要因。

●3月10日
 沼田知事は県議会答弁で、三番瀬の埋め立ての着工までのプロセスについて、「環境会議の信任を頂いてから、市川二期地区は事業計画を作成し、環境アセスメントの手続きを行った後に、また、京葉港二期地区は港湾計画の改定を行った後に、それぞれ公有水面埋め立て免許を取得して工事着手となる」と答えた。また、工事着手までの期間については、「それぞれの法手続きに要する時間は不確定」としながらも、「環境会議終了後、市川二期地区は約4年、京葉港二期地区は約3年をそれぞれ見込んでいる」と述べた。事業費については、「1992年に当初計画で試算したが、その後面積を大幅に縮小した。見直し計画が確定した段階で試算を取りまとめる」と述べるにとどまった。

●3月15日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、市川市行徳漁協に金融機関を通じて融資された「転業準備資金」の利子負担額が元金大幅に超える約56億円に上っている問題で、利子分の全額負担を約束している県企業庁は、今後発生する利子については、単年度ごとに予算計上していく方針を明らかにした。

●3月15日
 三番瀬埋め立て計画案に対し、環境庁が県に送った面積の一層の縮小と環境保全策を求める文書について、白戸章雄・県環境部長は「公文書ではない」という見解を示した。

●3月15日
 県の三番瀬埋め立て計画案に対し、環境庁が面積の一層の縮小などを求めている問題で、地元の千葉光行・市川市長は、県の計画案よりさらに規模の大きい人工干潟の造成を訴えている市川市の主張に理解を求める要望書を環境庁長官あてに提出した。

●3月17日
 浦安市議会の本会議は、市が提案した新年度一般会計当初予算案から、同市が沖合に誘致を検討している海上施設「メガフロート」(超大型浮体式海洋構造物)の調査委託費6000万円を削除する修正動議を賛成多数で可決した。

●3月17日
 日本野鳥の会県支部は、三番瀬で水鳥がどんな高さを飛んでいるかについて初めて調査した結果をまとめた。それによると、埋め立て問題の大きな焦点になっている第二東京湾岸道路を高架式にした場合、シギ・チドリ類のほぼ半分がこの高さのコースを飛行していることがわかった。同会の志村支部長は高架が水鳥のいまの飛行コースの妨げになることがわかった」と話している。

●3月18日
 「三番瀬フォーラム」は、学識者や行政の担当者らを交えたシンポジウム「三番瀬、21世紀への扉を開く〜環境保全開発会議」を千葉市の県教育会館で開いた。参加者は約80人。行政側からは、埋め立て計画を担当している佐藤健・県企業庁臨海建設課長、田草川信慈・市川市都市政策室長、島田泰三・船橋市企画調整課長などが出席。佐藤課長が「(埋め立ては)最も影響の少ない所を選び、全体の生態系への影響も小さい」と、施策への理解を求めた。これに対し、三番瀬フォーラムの小埜尾精一顧問は「(市川側埋め立て地の)猫実川河口付近は、三番瀬で最も病んでいる。海洋の手術なら我慢してもいいのでは」などと、埋め立てに一定の理解を示した。

●3月22日
 三番瀬埋め立て問題で「三番瀬を守る会」は、県環境会議議長と環境調整検討委員会委員長に要望書を提出した。要望書は、船橋側の埋め立ては必要ないとしており、将来の子どもたちや声なき生き物の視点で財政、土地利用の必要性を含め、十分なる審議を要望するとしている。  関連ページ


《4月》
●4月1日
 三番瀬埋め立て計画についての勉強会「三番瀬と都市開発」(実行委員会主催)が千葉市の千葉大学内で開かれ、自然保護団体のメンバーのほか、県知事の諮問機関・環境会議の下部組織「環境調整検討委員会」の3委員らが出席した。

●4月2日
 「三番瀬を守る署名ネットワーク」などは、船橋海浜公園前の三番瀬で「干潟の日・三番瀬観察会」を行った。全国の自然保護団体は、1997年に長崎県の諫早湾が閉め切られた4月14日を「干潟を守る日」として位置づけ、“21世紀の人、魚、鳥たちのために、日本の干潟や湿地を守ろう!”をキャッチフレーズにして全国各地でさまざまなイベントをとりくんでいる。  関連ページ

●4月7日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が金融機関を介して市川市行徳漁協の組合員に対して「転業準備金」の名目で約43億円を融資し、その利息56億円の支出を1999年度補正予算と2000年度当初予算に計上した問題で、「三番瀬を守る署名ネットワーク」のメンバーなど22人は、県監査委員に対して支出の差し止めを求める監査請求をした。また、この融資を決める際に県企業庁と行徳漁協、信漁連などの間で交わされた協定書(合意文書)について、署名ネットのメンバーの一人である藤原信・宇都宮大学名誉教授(市川市在住)が企業庁に公文書公開請求をしていたが、前月、「相手との信頼関係に支障をきたす」などの理由で非公開決定が出された。藤原氏はこの決定を不服とし、同日、県企業庁に対し異議申し立てをした。  関連ページ

●4月15日
 「三番瀬を守る署名ネットワーク」は、「干潟を守る日」イベントの一環として、JR千葉駅前で三番瀬埋め立て計画撤回の宣伝と署名活動をおこなった。署名活動には22人が参加。小雨にもかかわらず、2時間で455人もの市民が署名をした。  関連ページ

●4月18日
 県野鳥の会は、三番瀬保全を求める要望書を県環境会議議長と環境調整検討委員会委員長あてに提出した。要望書では、三番瀬が水鳥の貴重な渡来地であることなどから、埋め立てをせず保全することや、東京湾全体の問題として、東京や神奈川などの関係者を交えて再度検討することなどを求めている。  関連ページ

●4月18日
 三番瀬埋め立てに絡む行徳漁協への県の利息補てんは違法だとして住民らが監査請求をしていた問題で、かつて県企業庁長などの職を務め、この融資問題に関わっていた蕨悦雄氏が県代表監査委員に就任したことが判明したことから、監査請求人の代表である藤原信氏は、蕨氏を本件申し立ての監査から除斥するよう求める申立書を提出した。  関連ページ

●4月21日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、土地利用の目玉の一つとなっている流域下水道の終末処理場建設計画について、千葉の干潟を守る会と千葉県自然保護連合は、埋め立てによらない下水処理方法を求める質問・要望書を千葉県に提出した。  関連ページ

●4月24日
 三番瀬埋め立てに絡む行徳漁協への県の利息補てんは違法だとして住民らが監査請求をしていた問題で、住民側は監査委員に「無駄な支出で地方財政法などに違反する」などと意見を述べた。

●4月26日
 三番瀬埋め立て問題で県の計画案を審議する「環境調整検討委員会」の2回目の会合が千葉市で開かれた。


《5月》
●5月14日
 三番瀬埋め立て計画の白紙撤回を求めている市民団体「三番瀬を守る会」は、船橋市内で埋め立て計画に関する講演会を開いた。講師の開発法子さん(日本自然保護協会)は、「埋め立てて多様な生物の生息地が失われることで、水質浄化機能が低下するなど、環境への影響が懸念される」「埋め立ては市民と一体化したまちづくりのためのとしているが、肝心の市民が参加しないまま、計画が進められているのはおかしい」などと語った。

●5月21日
 三番瀬に面した浦安市日の出の護岸で、市民ら約300人が参加して、「三番瀬クリーンアップ大作戦2000」が行われた。


《6月》
●6月10日
 東京、千葉、神奈川の約30の自然保護団体が連携し、身近なハゼを縁結びにした、明日の東京湾を考えるシンポジウム「東京湾・ハゼサミット」を東京都内で開いた。  関連ページ

●6月20日
 三番瀬の埋め立て計画案を審議している県環境会議の下部組織「環境調整検討委員会」が開かれた。この日は埋め立て地に建設を予定している下水処理場や第二東京湾岸道路について審議。県側は下水処理水を現在と同様に旧江戸川に放流し、三番瀬に直接放流しないことや、今度、第二湾岸道建設による影響予測などを行うことを明らかにした。

●6月29日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、県企業庁が市川市行徳漁協に「転業準備資金」として43億円を融資し、その利息の56億円を県が支出した問題で、市民グループは6月29日、利息を千葉県が負担するのは違法だとして、利息支出の返還などを求める訴えを千葉地方裁判所に起こした。訴えを起こしたのは、三番瀬の埋め立てに反対する牛野くみ子(三番瀬を守る署名ネットワーク、千葉の干潟を守る会)など21人。  関連ページ


《7月》
●7月4日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、金融機関を介して市川市行徳漁協の組合員に対して「転業準備金」を融資し、その利息56億円を県企業庁が支払う問題で、利息支出の返還などを求めて提訴したメンバーらが、「提訴報告集会」を船橋市内で開いた。  関連ページ

●7月22日
 三番瀬の埋め立てに反対している市民団体が「海はだれのものか」とテーマにしたシンポジウムを船橋市内で開催。シンポ実行委員会が主催したもので、参加者は170人。日本湿地ネットワーク、日本自然保護協会、世界自然保護基金日本委員会の3団体が後援したほか、45の市民・環境保護団体が協力した。  関連ページ


《8月》
●8月19日
 三番瀬保全運動にとりくむ人たちによる絵画展や写真展(「三番瀬を描く展」)が、7月31日から8月19日まで、成田市の「アート茶房」で開かれた。最終日には、市野由美子(メゾソプラノ)によるミニコンサート「三番瀬を歌う」も開催され、大勢の市民が絵画・写真展やコンサートを味わった。  関連ページ

●8月21日
 三番瀬の埋め立てに反対している千葉県内の5団体(「千葉の干潟を守る会」など)は、東京都江東区の旧有明貯木場の埋め立て申請を運輸省が認可したことに対し、抗議文を運輸大臣と東京都知事あてに提出した。  関連ページ

●8月26日
 千葉県内の5団体は、東京都江東区の旧有明貯木場の埋め立て認可に反対し、東京都に埋め立て計画の再検討を求めるアピールを出した。  関連ページ


《9月》
●9月7日
 「市川三番瀬クリーンアップ大作戦2000」の実行委員会メンバーが、三番瀬市川側護岸の調査と整備などを求める要望書を県に提出。

●9月25日
 市川市の行徳、南行徳漁協が、漁場環境の改善策などをまとめた報告書を市川市長に提出。三番瀬市川側岸側の流れの停滞域を解消させるためには県が造成計画している13.2ヘクタールの人工海浜では広さが足りない、などとしている。


《10月》
●10月4日
 「三番瀬を守る署名ネットワーク」は、市川市の地下鉄東西線行徳駅前で、三番瀬埋め立て計画の白紙撤回を求める署名集めと宣伝を行った。  関連ページ

●10月13日
 三番瀬埋め立て計画をめぐり、金融機関から市川市行徳漁協に融資された「転業準備資金」の利子を企業庁が支払っているのは違法などとして、市民グループが沼田知事や企業庁長などを相手取って起こした住民訴訟の第1回口頭弁論が千葉地裁で開かれた。  関連ページ

●10月31日
 「千葉の干潟を守る会」など5団体は、三番瀬埋め立て計画を審議中の「県環境調整検討委員会」の委員全員に審議にかんする要望書を送付した。埋め立て地に計画されている下水処理場や第二湾岸道の対費用効果などを十分論議するよう求めている。  関連ページ


《11月》
●11月14日
 市川市が、三番瀬市川側の護岸改修のための財政的支援を求める要望書を県に提出。

●11月19日
 三番瀬埋め立て計画に反対している市民団体と、計画に賛成している市川市などが共同し、三番瀬の市川側護岸で大規模なごみ拾いを行た。「市川三番瀬クリーンアップ大作戦」となづけられたこのイベントには約800人が参加した。  関連ページ

●11月21日
 「千葉の干潟を守る会」など県内5団体は、「千葉北部漁場修復協議会」による「千葉北部地区漁場の修復に係る検討」という名の報告書に関する意見書を、三番瀬埋め立て計画を審議中の環境調整検討委員会の委員にたいして提出した。  関連ページ


《12月》
●12月1日
 浦安市議会の予算審査特別委員会は、同市が誘致を計画している超大型浮体式海洋構造物「メガフロート」関連の補正予算案を反対多数で否決。

  

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