イラン環境省職員が三番瀬を視察

〜第二湾岸道路問題を熱心に質問〜


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 イラン環境省(庁)の職員2人が(2008年)4月24日、三番瀬の船橋側を訪れました。案内したのは、牛野くみ子さんなど「千葉の干潟を守る会」のメンバーです。

 2人は、約3週間の日程で、日本の湿地保全の現状を視察しています。
 同国では、道路交通省によるアンザリ湿原の通路建設計画を環境省が中断させているそうです。

 牛野さんらが、三番瀬の一部を通る第二湾岸道路(第二東京湾岸道路)の計画を話すと、2人は何度も質問を繰り返しました。

 以下は、新聞記事の抜粋です。
    《イラン北部にある「アンザリ湿原」の保全に取り組んでいる同国環境庁職員が24日、ふなばし三番瀬海浜公園(船橋市潮見町)を訪れ、東京湾最奥部の干潟「三番瀬」の現状を視察した。
     視察に訪れたのは、環境庁ギラン州事務所の職員2人。職員によると、同州にあるアンザリ湿原の一部では、交通省による道路建設計画が進められているが、環境庁の反対で事業がストップしているという。
     この日は、市民団体「千葉の干潟を守る会」(大浜清代表)のメンバーが同行し、三番瀬の環境保全を巡る経緯や現状を説明した。三番瀬の一部を通る第二東京湾岸道路の建設計画に話題が及ぶと、2人は何度も質問を繰り返しながら、熱心に耳を傾けていた。
     同事務所のカムラン・ゾルフィネジャド所長は「三番瀬では貴重な生態系が保護され、多様な生物が生きられる環境が保たれている。学生の教育現場にも最適で印象深い」と話した。》(『毎日新聞』千葉版、2008年4月25日)

    《イランでは、道路交通省によるアンザリ湿原の通路建設計画を環境省が中断させているという。同湿原保全に技術協力している国際協力機構(JICA)が、三番瀬の埋め立て計画から白紙撤回までの経過、現状を伝え、湿原保全に生かしてもらおうという狙いで企画した。
     千葉の干潟を守る会会員に案内されたカムラン・ゾルフィネジャド同省ギラン州事務所長は、「生態系がよく保護され、市民生活と調和していわかった」と話した。》(『朝日新聞』千葉版、同)





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