〜三番瀬自然観察会〜
(2008年)12月7日は定例の三番瀬自然観察会でした。この観察会は、千葉県野鳥の会と日本野鳥の会東京支部が毎月第1日曜日に開いているものです。参加者は40人でした。
この日は朝の冷え込みで空気が澄んでいたのでしょう。富士山がくっきりと見えました。三番瀬から見る三番瀬もけっこういいものです。
鳥のほうは、“三番瀬の顔役”である珍鳥ミヤコドリが200羽を超えるかどうかに注目しました。
三番瀬ではミヤコドリが年々増え続けており、昨シーズンは194羽を確認しました。これは日本記録です。先月(11月)の観察会では174羽を確認しました。
しかし、この日は潮が満ちていて干出部が少なかったため、ミヤコドリは遠くの防泥柵の上にダンゴ上にかたまって休息していました。そのため、さすがの野鳥の会のみなさんも数をかぞえきれなかったようです。
スズガモも、大部分はかなり遠くの沖のほうにいました。数万羽いるのは確認できましたが、ノリヒビの先にいたため、数は数えられかったようです。
ほかの鳥では、ダイゼン、ウミネコ、カワウ、ミサゴ、シロチドリ、ミユビシギ、オオバン、オナガガモ、ヒドリガモ、ビロードキンクロなどを確認できました。
◆おでことくちばしが白いオオバン
印象的だったのはオオバンです。ゆっくり泳いでいました。
オオバンは、水に浮かぶ姿がカモの仲間に似ていますが、実際はクイナの仲間(ツル目クイナ科)です。全身が黒く、おでこ(額板)とくちばしが白いので、見分けやすい鳥です。
真っ白に化粧した富士山がくっきり
オオバン。おでこ(額板)とくちばしが白い
防泥柵で休息中のハマシギ
スズガモの一部は護岸の近くで泳いでいた
さまざまな鳥を観察
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