親子で三番瀬の豊かさを堪能
〜第5回「親子で三番瀬の生き物を見つけよう」〜
「親子で三番瀬の生き物を見つけよう」と銘打った三番瀬観察会が(2010年)8月7日、ふなばし三番瀬海浜公園前の干潟でおこなわれました。
この催しは、三番瀬の豊かさを多くの市民に知ってもらい、ラムサール条約登録への理解を広げるために、4年前から開かれています。主催は実行委員会。参加者は130人で、大部分が親子連れです。
◆地引き網にも挑戦
午前中は生き物観察会です。コメツキガニ、アサリ、シオフキ、ホンビノスガイ、マテガイ、ミズクラゲ、ハゼ、ボラ、ヤドカリなどの生き物を自分たちで探し出し、観察しました。
地引き網も、今回はじめておこなわれました。大きな潮だまりで子どもたちが網をひっぱりました。しかし、潮だまりで盛んに泳ぎ回っているのはハゼとボラの稚魚です。地引き網は成魚用なので、目が粗くなっています。そのため、ハゼとボラが網にかかりましたが、網の目から逃げ出してしまいました。
◆マテガイ採りが大人気
参加者に人気だったのはマテガイ採りです。マテガイの穴に塩をふりかけるとマテガイが穴からひょっこり顔を出します。それを手ですばやくつかまえるのです。
スタッフの漁師さんがマテガイの上手な採り方を教えてくれたので、親子で挑戦です。次々と採れたので、親子ともども大喜びでした。
漁師さんは、マテガイについてこんな話もしてくれました。
「マテガイは殻(から)が非常に薄い。そのため、塩をかけて手で採るしかない。熊手やスコップなどを使って採ると殻が壊れてしまう。殻が壊れたらすぐに死んでしまう。そのため、マテガイは商業化ができない。たいへんおいしいのだが……」
◆三番瀬クルージングも楽しむ
観察会のあとは、三番瀬アサリの「ふうかし」(みそ汁)をご馳走になりました。
午後は、船橋市漁協の協力で、船に乗っての三番瀬クルージングを親子で楽しみました。
親子で生き物を探す
大きな潮だまりで地引き網に挑戦
マテガイをゲット!
この日見つけた生き物を観察
三番瀬アサリの「ふうかし」(みそ汁)をご馳走してもらった
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