ミヤコドリが223羽いた!
〜三番瀬観察会(2013年2月3日)〜
三番瀬(船橋側)自然観察会が(2013年)2月3日に開かれました。この観察会は、千葉県野鳥の会と日本野鳥の会東京が毎月第1週の日曜日に開いています。
「ふなばし三番瀬海浜公園」前の砂浜に着いたら、けっこう強い風が吹いていました。富士山はかすんでいました。
「早朝は富士山がくっきり見えた。しかし、気温の上昇とともに、どんどんかすんでいった」とのことです。
干潟が干出しているところでは、ハマシギ、ミユビシギ、シロチドリなどがエサをとっていました。ハマシギは約1000羽、ミユビシギは100羽です。
ミユビシギは波打ち際をちょこちょこと早足で歩きながらエサをとります。私たちのすぐ近くまでやってくるのもいます。
「ミユビシビは足の速さに自信があるので、人間の近くまでやってくる。しかしハマシギは速くない。だから、ハマシギは人間の近くに寄らない」
野鳥の会の案内者がそんな話をしてくれました。
立ち入り禁止となっている防泥堤の上では、223羽のミヤコドリが休息していました。223羽は今シーズン最多、とのことです。
ミヤコドリは、日本ではたいへん珍しい鳥です。飛来数は全国で450〜500羽といわれていますので、約半分が三番瀬に集結していることになります。
防泥堤には400羽のセグロカモメもいました。
航路跡の浅瀬には、ハジロカイツブリ、スズガモ、ヒドリガモ、オオバンなどがいました。また、珍鳥のビロードキンクロも1羽いました。
ビロードキンクロはカモ類です。目の下に三日月状の白い模様があります。そのため、目がつり上がっているように見えます。また、尻尾(しっぽ)が突き出ています。雄の体はビロードのような光沢を持つ黒色です。ここ数年、三番瀬に1羽だけやってきます。同じ個体が昨年11月からずっといるようです。
三番瀬観察会にはじめて参加した人は、珍鳥のミヤコドリを223羽も見ることができて大喜びでした。
干潟や波打ち際で採餌する水鳥を遠くから観察
防泥堤で休息するミヤコドリや航路跡の浅瀬にいるカモ類などを観察
防泥堤の上で休息するミヤコドリ。223羽を数えた
ハマシギの群舞
人のすぐ近くまでやってきたミユビシギ
シロチドリ
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