コアジサシの集結と群舞に感動
〜三番瀬観察会(2013年8月4日)〜
2013年8月4日、恒例の三番瀬(船橋側)定例観察会がありました。千葉県野鳥の会と日本野鳥の会東京が共催で毎月第1日曜日に開いているものです。参加者は約70人です。大学生のグループも参加しました。
約1800羽のコアジサシが集結
事前オリエンテーション(説明会)では、田久保晴孝さんが三番瀬の歴史や現状、渡り鳥の飛来状況などを説明しました。こんな話です。
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「メダイチドリやキョウジョシギなどのシギ・チドリは、カムチャッカ半島やシベリア、アラスカなどで繁殖する。繁殖を終えると、南のオーストラリアや東南アジアの国々で越冬するため、8月、日本の干潟などに1カ月くらい立ち寄り、エネルギーをたくわえる」
「三番瀬には、たくさんの渡り鳥がやってくる。それは、エサになるゴカイやカニ、貝などが豊富だからだ」
「水鳥は、くちばしの形や長さによってエサの種類やとりかたが違う」
オリエンテーションのあとは、ふなばし三番瀬海浜公園前の砂浜に移って水鳥の観察です。
この日の目玉はコアジサシです。繁殖を終えたコアジサシが各地から1800羽集まっていました。ときおり群舞します。壮観でした。
コアジサシの集結はこの時期にだけみられる風物詩です。8月末になると南へ旅立つそうです。
コアジサシの集結や群舞をはじめて見たという人もかなりいました。感激していました。
コアジサシのほかに、シロチドリ、メダイチドリ、ウミネコ、セグロカモメ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、ダイサギ、アジサシなどもいました。
隅田川市民交流実行委員会のメンバーも参加
この日は、隅田川市民交流実行委員会のメンバー5人も特別参加しました。同実行委員会は、「白魚(シラウオ)が棲み、こどもたちが水辺で遊び泳げる清流隅田川にする」という「隅田川宣言」を達成するため、さまざまな活動をつづけています。
「千葉の干潟を守る会」の近藤弘代表と「千葉県野鳥の会」の杉本秀樹さんが5人を案内しました。
メンバーはこんな感想を寄せてくれました。
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「三番瀬に来たのは初めてだ。三番瀬の干潟は広々としている。なんてったって、鳥の多いのがいい。感激した」
オリエンテーション
観察会に70人が参加
遠くからコアジサシを観察
熱心に観察する初参加者たち
干潟の上空を飛ぶコアジサシの群れ
コアジサシ
手前はウミネコ
乱舞するコアジサシ
水たまりで遊ぶ
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