三番瀬のラムサール条約「登録困難」

〜県議会で堂本知事が答弁〜



トップページにもどります
「ニュース」のページにもどります
「三番瀬とラムサール条約」のページにもどります



 (2008年)7月1日の千葉県議会一般質問で堂本知事は、三番瀬のラムサール登録について「任期中の登録は困難」と答弁しました。
 田中明県議(民主)が「ラムサール登録も漁業の恒久免許化も進まず、三番瀬が将来にわたって残るという根拠が見だせない。リーダーが開発志向の人に変わったらどうなるのか」とただしたことに対して答弁したものです。
 以下は新聞記事の一部です。
    《田中県議は「ラムサール登録も漁業の恒久免許化も進まず、三番瀬が将来にわたって残るという根拠が見だせない。リーダーが開発志向の人に変わったらどうなるのか」と堂本暁子知事に詰め寄った。これに対し、知事は「埋め立てか、再生を続けるかが再び選挙の争点になった場合は県民の選択に委ねられる」と述べた。
     船橋市側から段階的にラムサール条約に登録する提案について、知事は「今まで考えたことがなかった」と答弁。環境生活部長は「可能性について環境省とも相談し、利害関係人との調整が円滑に進むよう前向きに取り組みたい」と語った。
     漁業の恒久免許化に関し、農林水産部長は「過去の漁業補償など複雑な経過があり、これらの問題解決の状況を踏まえ適切に判断する」と答えた。》(『東京新聞』千葉版、2008年7月2日)

    《今年10月に韓国で開かれる「ラムサール条約締約国会議」に、三番瀬の条約登録申請をするか否かについて、望本暁子知事は「一番大事なことは合意形成である」とし、知事の任期が切れる来年春までの登録は困難であるとの見通しを明らかにした。堂本知事は田中議員の質問に答えた。
     市原久夫環境生活部長は「条約への登録申請は、関係者の中で合意には至っていない状況。地元利害関係人などの合意の下で、最終的には国の判断で行われるが、登録要件である国指定鳥獣保護区の特別保護地区の指定はまだ行われていない。締約国会議に合わせた登録はかなり厳しい」と補足した。》(『千葉日報』2008年7月2日)


■三番瀬漁業の「恒久免許化」とは

 ちなみに、 三番瀬漁業の「恒久免許化」というのはこういうことです。

 船橋市漁協は、京葉港二期地区(三番瀬)の埋め立て計画が浮上した1969年3月と73年3月に、計184億4000万円の補償金をもらって漁業権を全面放棄しました。そして、73年9月以降は、埋め立て工事が始まるまでという条件つきで1年更新の短期免許で漁業を続けてきました。

 ところが2001年9月、三番瀬埋め立て計画は中止になりました。中止にともない補償金の扱いはどうなったかというと、千葉県は、「すでに漁業権は消滅し、1年更新の短期免許で漁をしている現状では、埋め立て計画中止後も補償金の返還を求めない」(『読売新聞』2001年10月11日)としています。

 こういうなかで、船橋市漁協の漁業者は恒久免許化を求めているのです。









★関連ページ

このページの頭に戻ります
「ニュース」のページに戻ります
「三番瀬とラムサール条約」のページに戻ります

トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 | 資 料 |
会報 | 干潟を守る会 | 自然保護連合 | リンク集 |