たくさんの生き物に接し、子どもたちは大喜び

〜三番瀬カキ礁親子観察会(2005年8月)〜




トップページにもどります
「ニュース」にもどります
特集「市民調査」にもどります


 2005年8月20日、「三番瀬市民調査の会」など9団体は、三番瀬・猫実川河口域カキ礁の親子観察会をおこないました。観察会には、千葉県内のほか、東京、神奈川、埼玉、栃木から親子ら30人が参加。  子どもたちは、カキ礁の中や、その周辺に生息しているさまざまな生き物を見たり、手にし、大喜びでした。
 カキ礁の周りの干潟では、子どもたちがコアサンプラーによるアナジャコ採取に挑戦し、3匹を採取しました。また、強力なハサミをもつガザミが箸(はし)に鉄棒選手のような形でぶらさがったのを見て、感動していました。
 現地で水槽にカキと海水を入れ、カキの浄化実験もおこないました。1時間たつと、海水がすっかり透明になります。また、カキ殻を開けると、中にハゼがすんでいました。このほか、アカガイやチチュウカイミドリガニなど、たくさんの生き物に接することができ、子どもたちはわくわくです。  この日は、約20種類の生き物を確認できました。栃木県から参加された方は、「話には聞いていたが、実際に来てみるとすごいという感じだ。ここのカキ礁は、規模が大きいだけでなく、生きている。ぜひ残してほしい」と感想を述べました。

 なお、6月や7月の調査の時は、カキ礁周辺の干潟にアオサがびっしり張りついていたのですが、今回は、そのアオサがすっかりなくなってしまっていました。台風で運び去られたのではないかという見方もありますが、正確なところはわかりません。

(2005年8月) 













カキ礁の中にいるさまざまな生き物を観察








竹の中にいたアカニシの特徴などを学びました








コアサンプラーを使ってアナジャコの採取に挑戦








水槽にカキと海水を入れ、カキの浄化能力を実験。30分たつと海水がすっかり透明になりました。








6月と7月の調査時は、カキ礁周辺の干潟にアオサがびっしり張りついていたのですが、今回は、そのアオサがすっかりなくなってしまっていました。








生きたカキが積み重なってできたカキ礁








酸化還元電位を測定するために海底の泥を採取








海底の砂泥の酸化還元電位を測定。酸化還元電位は砂泥に酸素がたくさんあるかどうかを表すモノサシです。電位の値がプラスは酸素があること、マイナスは酸素がないことを示します。 多くの地点が、生き物が十分生息できるプラスの値を示しました。









★関連ページ

このページの頭にもどります
「ニュース」にもどります
特集「市民調査」にもどります

トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 |
資 料 | 自然保護連合 | リンク集 |