さまざまな種類の水鳥に感激

〜三番瀬観察会(2014年5月4日)〜



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 (2014年)5月4日、ふなばし三番瀬海浜公園前の砂浜で恒例の三番瀬自然観察会がありました。主催は千葉県野鳥の会と日本野鳥の会東京です。
 この観察会は毎月第1日曜日にひらかれているものです。この日は、全国各地で開かれている「干潟・湿地を守る日 2014」のイベントとしても位置づけられました。参加者は約50人です。


潮干狩りで大にぎわい

 海浜公園前の砂浜では4月13日から6月29日まで潮干狩りがおこなわれています。この日はゴールデンウィークの真っ最中ということで、ものすごい人出でした。潮干狩りは12時30分開始というのに、駐車場は午前9時15分に満車です。その後も車が次々とやってきます。国道357号から公園前に向かう道路は大渋滞でした。
 京成バスが臨時バスを何台もだしました。それでも、船橋駅前の乗り場はたくさんの人が並びました。


1万キロ強を無着陸飛行するオオハシソリシギ

 10時から公園内でオリエンテーションです。案内者の田久保晴孝さんが、三番瀬の概要や水鳥について説明しました。埋め立てによって東京湾の干潟は9割も減ってしまったこと、三番瀬を恒久保全するためラムサール条約登録の運動を続けているがなかなか登録できないこと、などです。「渡り鳥のオオソリハシシギは、アラスカからニュージーランドまで太平洋を1万1千キロも無着陸で飛行している。きょうは、そういう鳥を見ることができる」。そんな話もしました。
 この日の潮干狩り客は1万6千人です。公園前の砂浜や干潟は大にぎわいでした。そのため、水鳥は干潟に近づけません。人が近づかない遠くの干潟や浅瀬、カキ礁、杭の上などでエサを採ったり、休息したりしていました。普通の人は、望遠鏡でみないと鳥の識別ができません。


34種類の水鳥を確認

 34種類の水鳥を見ることができました。オオソリハシシギ(119羽)やダイゼン(120羽)をはじめ、メダイチドリ、キアシシギ、キョウジョシギ、ダイサギ、チュウシャクシギ、オバシギ、コアジサシなどです。
 めずらしいオオメダイチドリも1羽いました。オオメダイチドリの夏羽は、胸が赤くなっています。三番瀬観察会に初めて参加した人は、たくさんの鳥や、珍鳥のオオメダイチドリなどを見ることができて大喜びでした。



突堤から水鳥を観察



鳥を熱心に観察する初参加者



砂浜や干潟は1万6千人の潮干狩り客で大にぎわい=2014年5月4日



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