珍鳥ミヤコドリを347羽確認

〜三番瀬自然観察会(2015年4月1日)〜



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 三番瀬の自然観察会が2015年2月1日、ふなばし三番瀬海浜公園前でおこなわれました。この観察会は、千葉県野鳥の会と日本野鳥の会東京が毎月第1日曜日に開いているものです。参加者は30人でした。
 いちばんの注目は珍鳥ミヤコドリです。ミヤコドリは秋に北の国から日本に渡って越冬し、春に北の国へ帰って繁殖します。特徴はくちばしが長くて赤いことです。 『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』(成美堂出版)ではこんな説明がされています。
    《九州地方と関東地方に冬鳥として飛来する。近年千葉県では飛来数が増えている。しかし、ほかの地域では、あまり見ることができない。干潟や岩礁の海岸にすみ、小動物や、とくに貝類を好んで食べる。縦に平たいくちばしをもっており、これが二枚貝の殻の間にさし込んでこじあけたり、岩に張りついている貝をはがすのに都合よく働き、カニなどを叩いて殺し食べることもある。》
 この日は347羽が確認されました。これまでで最高の数です。三番瀬ではミヤコドリの飛来数が毎年増えつづけています。ミヤコドリは、日本全国で500羽くらいしかみられません。そのうち半数以上が三番瀬でみられます。主催者からそんな説明がされると、参加者は感激していました。
 この日は、ほかに、ハマシギ、ミユビシギ、スズガモ、オオバン、ハジロカイツブリ、オナガガモ、タヒバリなどを確認しました。珍鳥ビロードキンクロも1羽いました。



ミヤコドリ



雪をかぶった富士山も見えた



水鳥や底生生物を観察する参加者



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