“命あふれる泥干潟”を実感

〜2010年5月三番瀬(猫実川河口域)市民調査〜



トップページにもどります
「ニュース」のページにもどります
特集「市民調査」のページにもどります



 三番瀬市民調査の会は(2010年)5月15日、猫実川河口域の定例市民調査をおこないました。千葉県弁護士会公害対策環境保全委員会の弁護士さんも5人が参加してくれました。
 この日の干潮時の潮高はマイナス3cmだったため、広大な面積の干潟が現れました。
 弁護士さんたちは、アナジャコ採りに熱中したり、広大な泥干潟を精力的に歩きまわったりしました。


◆ツバサゴカイやブドウガイの多さに驚く

 特徴点は次のとおりです。
  • ツバサゴガイを数多く確認しました。とくに、猫実川河口のすぐ近くの泥干潟には大きなものがいくつもありました。初めてみる光景でした。

  • 塩浜3丁目護岸近くの泥干潟では、オゴノリなどの下に稚魚がたくさんかくれていました。ハゼはもちろんですが、アナゴの稚魚も目立ちました。また、オゴノリにはブドウガイの卵がたくさん付着していました。


◆“命あふれる泥干潟”を次世代へ

 弁護士さんからはこんな感想がだされました。
     「こんなに広い干潟を猫実川河口域で見られるとは、予想外だった。ここを“ヘドロの海”と言う人がいるが、それはデマであることを実感した」

     「船橋側の観察会には何度か参加したが、ここは船橋側と全くちがう環境であることがわかった。まさに“命あふれる泥干潟”だ。広い泥干潟が残っていることに驚いた。同時に、浦安側の埋め立てはもったいないとも思った。この豊かな海を次世代に残すのは私たちに課せられた使命だと思う」

     「たくさんのカキが潮を吹いているのをみて、“生きているんだな”と思った。ハゼの稚魚がたくさん泳ぎまわっているのも印象的だった。アナジャコ採取はおもしろかった」
 なお、この日確認した生き物は53種でした。








広々とした泥干潟が現れた






習字の筆を使ってアナジャコ採取に挑戦する弁護士さんたち






ブドウガイの卵がオゴノリにたくさん付着していた






ブドウガイ






★関連ページ

このページの頭に戻ります
「ニュース」のページに戻ります
特集「市民調査」のページにもどります

トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 | 資 料 |
会報 | 干潟を守る会 | 自然保護連合 | リンク集 |