大地震で三番瀬が海底変動

〜猫実川河口域を観察〜



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 (2011年)3月11日の大地震(東北地方太平洋沖地震)による影響を見るため、「三番瀬市民調査の会」は4月20日、三番瀬の猫実川(ねこざねがわ)河口域を観察しました。
 干潮は12時19分で、潮位表の潮高は−10cmです。こんな状況でした。
  •  干潮時間に近づいたら、カキ礁の北側に泥干潟が姿を現しました。地震前は、この潮位ではもっと広範囲に泥干潟が露出していました。
     ちなみに、浦安市日の出地区沖の干潟は姿を見せませんでした。ここも、地震前は大潮の干潮時に干潟が露出していました。
     一方、「三番瀬を東西に分ける市川航路から東には、流れてきたとみられる砂が海底にたまっている」(『朝日新聞』4月28日)とのことです。ですから、三番瀬の海底は大地震によってかなり変動したとみられます。

  •  カキ礁周辺の干潟でアメフラシを30匹くらい確認しました。産卵中のものもいくつかみられました。

  • カキ礁とその周辺の干潟を観察した後、塩浜1丁目地先の「養貝場」(行徳漁協が造成した「人工干潟」)も見ました。誰もいませんでした。アサリが生息しているような雰囲気はまったくありません。いかにも人工砂浜という感じで、生物相はまったく貧弱のようにみえました。








カキ礁の北側に姿を現した泥干潟



あちこちにアメフラシがいた



産卵中のアメフラシ



アメフラシ



市川市行徳漁協と南行徳漁協が造成した「養貝場」(人工干潟)
=この日(4月20日)に撮影。生物相はたいへん貧弱である



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