ツバサゴカイを100個体確認

〜三番瀬・猫実川河口域の市民調査(2012年4月)〜



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 三番市民調査の会は、2012年はじめての調査を4月8日におこないました(3月は荒天のために中止)。潮位表の潮高(予測値)は−6cmです。広大な干潟が現れました。護岸まで干潟がつづきました。
 特徴は次のとおりです。
  • 希少種のツバサゴカイがものすごく目立ちました。ツバサゴカイは、体長が5〜25cmで干潟最大のゴカイです。体の前のいぼ足が変形して大きな翼のようになっているため、この名前がついています。
     ツバサゴカイは、砂泥中にU字形の巣をつくってすんでいます。巣は一本のチューブになっています。巣はたいへん大きく、長さが50cmを超えることもあります。巣の両端は煙突のような形の棲管になっていて、干潟面に突き出ています  この日は、干出した干潟のいたるところでツバサゴカイの棲管が突き出ていました。とくに、市川市塩浜2丁目と3丁目にまたがる地先の干潟では、ツバサゴカイの棲管が林立していました。こんな光景ははじめてみました。約100個体を数えました。
  • 干潟に約200羽のユリカモメがいました。これもはじめてみる光景です。
  • 生き物は全部で68種を確認しました。その中には、イシガレイの赤ん坊やアカエラミノウミウシも含まれています。


◆放射線量も測定
 放射線量も測定しました。結果はこうです。   ◇海水面   0.019〜0.02 マイクロシーベルト(μSv)   ◇カキ礁   0.03 〜0.031マイクロシーベルト(μSv)   ◇干潟の上  0.03 〜0.031マイクロシーベルト(μSv)  いずれも自然界に常に存在する放射線量のレベルです。












アカエラミノウミウシ



広大な干潟が現れた



ツバサゴカイの棲管(せいかん)




ツバサゴカイの棲管(右)とツバサゴカイ(左)




ツバサゴカイ




アカエイ




イシガレイの赤ん坊




アメフラシ




アメフラシの卵塊




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