生き物たくさん 貴重さ実感

〜三番瀬・猫実川河口域の市民調査(2013年5月)〜



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 「三番瀬市民調査の会」(伊藤昌尚代表)は(2013年)5月25日、恒例の市民調査をおこないました。


◆11年目の三番瀬市民調査

 三番瀬の浦安寄りに位置する猫実川(ねこざねがわ)河口域は、第二湾岸道路建設や人工干潟造成の危機にさらされています。そのため、三番瀬保全団体は「三番瀬市民調査の会」を結成し、2003年からこの海域の調査をつづけています。
 調査の結果、猫実川河口域は生物相がたいへん豊かな海域であることがわかりました。5000平方メートルの天然カキ礁が存在することや、アナジャコが無数に生息することも、市民調査ではじめてわかりました。


◆広大な泥干潟が現れた

 初参加者は、大学生7人や小学生2人など11人です。
 この日はそんなに暑くなく、恰好の調査日和でした。風も弱めでした。船長さんによると「こんな穏やかな波をみたのは久しぶり」とのことでした。
 干潮時の潮高予測値は、午前10時58分にマイナス6cmです。そのとおりになりました。カキ礁の北西部に広大な泥干潟が現れました。猫実川河口まで歩いていける状態です。
 おかげで、カキ礁や泥干潟、浅場で74種類の生き物を確認することができました。アナジャコの巣穴数調査やアナジャコ採取もできました。
 カキ礁や泥干潟でめずらしい生き物を何種類も見ることができ、初参加者は一様に感激していました。


◆たくさんの生き物に感激

 調査終了後の報告会では、初参加者からこんな感想がよせられました。
     「干潟に足を踏みいれたのははじめて。イソギンチャクやアメフラシなどにさわったのもはじめての経験だった」
     「生き物に触れる機会があまりないので、きょうは想像以上に楽しかった。とくにアナジャコ採取はおもしろかった」
     「船橋市に住んでいるが、三番瀬の干潟に来たのははじめてだ。いろいろな生き物をみることができ、とても楽しかった」
     「三番瀬が貴重な干潟や浅瀬であることを実感した」
     「工場やビル群のすぐそばにたくさんの生き物がいる。それに感激した。次回はぜひアナジャコを捕まえたい」
     「カキ礁をはじめてみることができ、感動した」








初参加者も調査に参加



小学生の壮汰君(左)と尚暉君(右)



アメフラシ



記念撮影



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