広大な干潟が現れた
〜三番瀬市民調査(2016年5月)〜
2016年5月8日は2016年2回目の市民調査でした。
法大生は5人が参加です。古畑さん一家も、ご両親とこども2人(小学1年と3年)の4人が初参加です。
塩浜2丁目地先も干出
干潮(予測値)は11時59分に−8cmです。その30分ぐらい前から広大な干潟が現れました。塩浜2丁目の地先も干出しました。
ボートの船長さんたちは「塩浜2丁目地先は堆積がすすんでいるように思える。地形が変わったのではないか」とのべました。
塩浜2丁目地先の広大な干潟をみたのは、5年前の東日本大震災以降はじめてです。学生といっしょにそこまで歩きました。2丁目地先の干潟は、猫実川河口やカキ礁のまわりとちがって砂質干潟です。
ツバサゴカイを6個体確認
カキ礁のまわりでツバサゴカイを6個体発見しました。ツバサゴカイの確認は3年ぶりです。そのうちの1個体を学生が上手に採取してくれました。マメコブシガニも2年ぶりです。
伊藤代表が筆をつかって大きなアナジャコを1匹ゲットしました。泥干潟をスコップで掘ると、アナジャコの赤ん坊を何匹も確認できました。
「たくさんの生き物がいる。守らなければ」
小学3年のちほちゃんは、「いろいろな生き物をたくさん見ることができてとても楽しかった」と言いました。
終了後の報告会では、大学生がこんな感想を寄せてくれました。
-
「干潟に入ったのははじめてだった。いろんな生き物をみることができて、とても楽しかった」
「千葉県のレッドデータブックに掲載されている生物が何種類もいた。はじめてみる生き物がたくさんいた」
「これだけの広さにたくさんの生き物がいる。守らなければ、と思った」
「アナジャコをはじめてみた。とても楽しい調査だった」
この日確認した生き物は64種類でした。
筆を使ってアナジャコを採取
アナジャコをゲット
生き物を熱心に観察するちほちゃんとゆうた君
記念撮影
★関連ページ
- 船橋側の干潟とカキ礁を調査〜三番瀬市民調査(2016/6/5)
- マゴチ、アカメバル、アカエイ…〜三番瀬市民調査(2016/4/9)
- 生き物の多さに感激〜三番瀬市民調査(2015/6/6)
- 64種類の生き物を確認〜三番瀬市民調査(2015/5/17)
- 干潟や浅瀬の大切さを実感〜三番瀬市民調査(2015/4/19)
- カキ礁の豊かな生態系を実感〜三番瀬市民調査(2014/7/13)
- チチブの産卵に感激〜三番瀬市民調査(2014/6/15)
- 猫実川河口域の貴重さを実感〜三番瀬市民調査(2014/5/17)
- アナジャコを1回目でゲット〜2014年最初の三番瀬市民調査(2014/4/29)
- マダラウミウシも発見〜猫実川河口域の市民調査(2013/7/22)
- 希少種の多さにびっくり〜猫実川河口域の市民調査(2013/6/23)
- 生き物たくさん 貴重さ実感〜猫実川河口域の市民調査(2013/5/26)
- すっかり回復したカキ礁〜猫実川河口域の市民調査(2012/7/4)
- “生き物の宝庫”を実感〜猫実川河口域の市民調査(2012/6/4)
- ボラがボートに飛び込んできた〜猫実川河口域の市民調査(2012/5/8)
- ツバサゴカイを100個体確認〜猫実川河口域の市民調査(2012/4/8)
- 60種の生き物を確認〜猫実川河口域の市民調査(2011/8/1)
- ギマ、エドハゼ、ウミウシ、スズキも…〜三番瀬・猫実川河口域の市民調査(2011/7/2)
- 広大な干潟が現れた〜大震災後、初の三番瀬市民調査
- 大地震で三番瀬が海底変動<〜猫実川河口域を観察(2011/4/20)
- 2時間で36種の生き物を確認<〜市民調査(2010/8/9)
- “命あふれる泥干潟”を実感〜市民調査(2010/5/15)
- 45種の生物を確認〜市民調査(2010/3/19)
- 三番瀬・猫実川河口域は“命はぐくむ海のゆりかご”〜2008年市民調査報告会(2008/12/6)
- “生きている干潟”を実感〜市民調査で生物54種を確認(2008/7/5)
- 50種の生物を確認〜市民調査(2008/6/7)
- 希少種も次々確認〜三番瀬猫実川河口干潟見学会(2008/6/5)
- 船橋側のカキ礁を調査〜猫実川河口域のカキ礁と様相が違う(2007/3/24)
- 三番瀬・猫実川河口域の豊かな生態系をデータで示す〜市民調査報告会(2008/2/9)
- 三番瀬の生物多様性を支える猫実川河口域の泥質干潟〜市民調査報告(2007/12/8)
- カキ礁の多様な機能などを学ぶ〜日米カキ礁シンポジウム(2007/4/8)
- アメフラシの多さにびっくり〜市民調査(2007/3/21)
- “生命が息づく浅海域”を実感〜市民調査(2006/9/9)
- 68種類の動植物を確認〜三番瀬・猫実川河口域の市民調査(2006/7/9)
- 世界に誇れる三番瀬のカキ礁を守ろう〜米国・チェサピーク湾からの報告(2006/7/8)
- 猫実川河口域は生き物でにぎやか〜市民調査(2006/3/4)
- たくさんの生き物に接し、子どもたちは大喜び〜カキ礁親子観察会(2005/8/20)
- 絶滅危ぐ種のカシラサギなどを確認〜市民調査とクリーン作戦(2005/7/23)
- 猫実川河口域は生物相がたいへん豊か〜市民調査(2005/6/25)
- カキの自然史とカキ礁の豊かな生態系を学ぶ〜三番瀬のカキ礁講演会(2005/6/18)
- 猫実川河口域で多種多様な生き物を確認〜三番瀬市民調査(2005/5/8)
- 三番瀬のカキ礁は貴重な“生物共同体”〜三番瀬市民調査(2005/4/10)
- 三番瀬・猫実川河口域は“豊かな海”〜三番瀬市民調査の会が報告会(2004/11/28)
- 三番瀬・猫実川河口域の豊かな自然に驚き〜観察会と市民調査(2004/7/3)
- 三番瀬・猫実川河口域は生き物が豊富〜三番瀬市民調査(2004/5/8)
- 広大な干潟が現れ、たくさんの生き物を発見〜三番瀬市民調査(2003/7/13)
- 猫実川河口域は立派な砂泥質〜三番瀬市民調査(2003/6/14)
- 猫実川河口域の浄化能力は高い〜三番瀬市民調査(2003/5/17)
- 生物相は豊かで、水もきれい〜市民が2回目の三番瀬(猫実川河口域)調査(2002/4/28)
- 「三番瀬・猫実川河口域は死んでない」〜市民による三番瀬調査(2002/3/2)
- 猫実川河口域の豊かな自然を観察(2001/6/24)
このページの頭に戻ります
「ニュース」のページに戻ります
「市民調査」のページにもどります
トップページ | 概 要 | ニュース | 主張・報告 | 行政訴訟 | 資 料 |
干潟を守る会 | 房総の自然と環境 | リンク集 |