船橋側の干潟とカキ礁を調査

三番瀬市民調査(2016年6月)



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 2016年6月5日は船橋側の干潟とカキ礁を調査しました。


潮干狩り客で大にぎわい

 ふなばし三番瀬海浜公園前の潮干狩りは、この日が2016年最後の日曜日です。干潟は潮干狩り客で大にぎわいでした。
 もともと、いまは渡り鳥が少ないシーズンです。それにくわえ、干潟と浅瀬は人、人、人です。そのため、野鳥は干潟や浅瀬にやってくることができません。防泥柵での休息も不可能です。野鳥はわずかしか見ることができませんでした。


猫実川河口域のカキ礁と様相が違う

 干潟で塩分を測ったり、潮だまりでハゼやボラの稚魚を網で捕ったりしました。そのあとカキ礁に歩いて渡りました。
 船橋側のカキ礁は猫実川河口域のカキ礁と様相がかなりちがいます。猫実川河口域のカキ礁はカキがタワー状に積み重なっています。アオサには覆われていません。ところが船橋側のカキ礁はタワー状になっていません。カキ礁のほとんどをアオサが覆っています。


ケフサイソガニ、アカニシ、ホンビノスガイ…

 船橋側のカキ礁にもいろいろな生き物がいます。たくさんのタカノケフサイソガニが動きまわっています。アカニシも数多くみつけました。カキ礁のまわりにはアサリやホンビノスガイがたくさんいます。
 調査後の報告会では、初参加の大学生がこんな感想を寄せてくれました。
     「カキ礁のなかにカニなどたくさんの生き物がいたのが印象的だった」
     「三番瀬には何回か来たことがあるが、これまで採ったり見たりしたのはアサリだけだった。きょうはいろんな生き物をみることができた。いい経験になった」
     「幼稚園に通っていたとき、家族で三番瀬に潮干狩りに来た。そのときと様子がかなりちがっていた」
     「久しぶりに海に来た。いろいろな種類の生き物をみることができてよかった」
     「昨年、大学のサークルで三番瀬に来た。そのときは生き物の名前がわからなかった。きょうはいろいろな名前を教えてもらったのでよかった」

 確認した生き物は44種類です。






船橋側カキ礁の生物相を調査



参加者










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